今回は簿記3級の勉強法について詳しく解説していこうと思います。簿記の資格は就活の時やそれ以外にもさまざまな場面で活躍してくれます。
このような悩みを持っている方がたくさんいらっしゃると思います。これは私も、簿記の資格を取ろうと思った時に、知りたい内容でもありました。
ここ数年の合格率がすべてわかる
簿記3級を取るメリットを詳しく知ることができる
独学かスクールにすべきかわかる
今回を記事を読むことによりこれらのことをしっかりと理解することができます。これらのことは
商工会議所がデータを公開している
実際に私が3級を勉強したから
このようにデータの精度として全く問題ない内容になっています。
それではさっそく紹介していきましょう。
簿記3級の勉強方法
簿記3級を取るメリット
簿記3級を取るメリットは就活の時に役立つことはもちろんのこと、他にもたくさんのメリットがあります。
家計管理に役立つ
投資をするときに役立つ
簿記2級を取りやすくなる
簿記を勉強するメリットについてはほかの記事で詳しく解説しているので読んでみてください。
簿記の資格はとても優秀な資格なので、ぜひとってみることをおすすめします。とらなくても勉強するだけでとても役立ちますよ。
合格するための勉強時間
簿記3級に合格するための勉強時間は50~100時間程度と言われています。この勉強時間は合格者の平均を取っているものなので参考になると思います。
このばらつきは、テキストを読むスピードや基礎知識があるとどうかで変わってくるからです。
1日の勉強時間 | |
2週間前 | 3.5時間~7時間 |
1か月前 | 1.5時間~3時間 |
3か月前 | 0.5時間~1時間 |
大体このくらいが目安になってきます。
ちなみに私は、2か月前から毎日45分程度を朝起きてから問題集を解くことに重点的に勉強していました。トータルでは大体50時間ちょっと勉強しました。
具体的な勉強方法
1冊の参考書を読み込む
まずは1冊の参考書をきちんと読み込むようにしましょう。その時、完璧に覚えようとしますが、すべて暗記できなくてもまずは参考書を1周することを目標にしましょう。
なぜなら、読んだだけじゃ覚えることはほとんど不可能であるからです。インプット3:7アウトプットが効率よく勉強できると「アウトプット大全」で紹介されています。
参考書を読むインプットの時間は全体の3割でいいので、ある程度までできたら問題を解くことが簿記を合格するうえで重要になってくるからです。
問題集を解く
1冊の参考書を読み終えたら、ひたすら問題集を解くようにしましょう。
なぜなら、苦手な分野や問題を解く時間がかわかるようになるからです。
問題集を解いてアウトプットをすると、自分の苦手な分野がわかります。その苦手分野を見つけ、参考書などで復習することで合格する力が少しずつついてきます。
問題集を解く時間を1番確保してほしいので、ある程度参考書を理解で来たら問題集を解くことに時間を使ってほしいです。
過去問を解いて実力試し
問題集を解いて実力がついてきたら、過去問を解いて実力を試してみましょう。
なぜなら、合格までに必要な点数が分かるだけでなく、試験問題の傾向なども把握できるようになるからです。
試験は120分で行われます。いくら解けるようになっても時間内にできるようにならないと意味がないので、実際に時間を図って過去問を解いてみましょう。
点数の取れなかった大問の場所は、参考書を読んで復習しながら、問題集を使ってできるまで解きましょう。
おすすめのテキスト
参考書
私が実際に使っていてお勧めするのは、合格テキスト日商簿記3級です。
説明と問題が交互にあるので、問題を解きながら学習できる
売上№1なので、信頼性もバッチリ
参考書はこの1つで全く問題ないです。問題を解くことが大事なので、1番安心して使えるものを選んでおくことが合格への近道です。
問題集
こちらも先ほどと同じシリーズの合格トレーニング 日商簿記3級 Ver.11.0 (よくわかる簿記シリーズ)をおすすめします。
難易度が振り分けられていて、自分のレベルにあった問題を解ける
チェックリストがついているので、苦手な分野が一目でわかる
最後には過去問がついているので、実力試しもできる
この問題集を解きまくって、苦手分野をなくすことが合格に大きく近づきます。
過去問
すべて同じシリーズですが、合格するための過去問題集 日商簿記3級をおすすめします。
解説が分かりやすいので、解き終わった後の復習がやりやすい
試験の攻略法が書かれていて、試験のテクニックも身に付く
この3冊を独学でやる場合は買って勉強することで合格をぐっと寄せ付けることができます。
3級の合格率
過去10回分の受験情報を画像で紹介しています。
だいたい簿記3級の合格率は40%~50%くらいですね。
実施回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格率 |
(A) | (B) | (C) | (申込者ベース) | (実受験者ベース) | |
(C/A) | (C/B) | ||||
第156回 | 77,064 | 64,655 | 30,654 | 39.80% | 47.40% |
第154回 | 100,690 | 76,896 | 37,744 | 37.50% | 49.10% |
第153回 | 99,820 | 80,130 | 34,519 | 34.60% | 43.10% |
第152回 | 91,662 | 72,435 | 40,624 | 44.30% | 56.10% |
第151回 | 104,357 | 80,360 | 44,302 | 42.50% | 55.10% |
第150回 | 111,657 | 88,774 | 38,882 | 34.80% | 43.80% |
第149回 | 101,173 | 79,421 | 35,189 | 34.80% | 44.30% |
第148回 | 102,212 | 78,243 | 38,246 | 37.40% | 48.90% |
第147回 | 113,559 | 88,970 | 35,868 | 31.60% | 40.30% |
合格点が70点と一定なので問題の難易度によって合格率が変わってきます。めちゃくちゃ難しいわけでないですが、簡単に受かる資格ではないということですね。
まじめに勉強することができれば3級は受かりやすい傾向があります。
スクールか独学の選び方
みなさんの中にはスクールに通うべきか独学でやるべきか悩んでいる方がとても多いと思います。それぞれのメリットがあるので一概には言えませんが、正直に言うとスクールに通うことをお勧めします。
なぜなら、簿記は暗記すれば終わりという資格ではないからです。正確に理解できないと、資格を取るだけが目的ならいいですが、それ以外の方は先ほど紹介した簿記を学ぶメリットをうまく享受することができないです、
それを踏まえて独学とスクールのどちらを選ぶべきかを紹介していきます。
✅独学のほうがいい人
受ける時期を決めずにだらだら勉強したい人
3級を取るだけを目標にしている人
これらに当てはまる人は独学のほうがいいと思います。これ以外の人はスクールに通うのをおすすめします。
簿記3級はそれだけでもメリットはたくさんありますが、簿記2級が企業が求める資格ランキングで1位なので、2級に向けてまずは3級から挑戦しようという方は、スクールに通うことを強くおすすめします。
✅スクールのほうがいい人
わからないことを質問したい人
簿記2級以上にいずれ挑戦したい人
簿記の本質をしっかりと理解したい人
これらの人はスクールのほうがいい人だと思います。スクールを活用することでのメリットはほかにも多数あります。
これらを見比べてどちらにするべきか検討してみてください。
ちなみに私は、3級を勉強する際クレアールというスクールに通えばよかったと思っています。。今では2級を取得するためにクレアールで学んでいます。
WEB通信での講義なので自分の好きな時間で場所にとらわれずに勉強することができます。
✅クレアールの魅力
0.25~2倍速の好きな速度で見られるので自分のペースで講義を聴ける
いつでも何回でも講義を見られるので、聞き漏れがなくなる
電話やパソコンでいつでも相談できるので、理解できない部分をなくせる
他にも多数のメリットがあるので、資格を取るならクレアールをおすすめします。
無料で資料請求することができ、DVD講義もついているので悩んでいる方は資料請求をしてみて、自分に合うかどうかを確かめてから入会するか決めてみるのもありです。
簿記3級を勉強していろいろなところで役立てよう
今回は簿記3級の勉強方法について解説してきました。簿記3級を学ぶメリットは本当に多数あるので一人でも多くの方が勉強を始めてくれたらうれしいです。
独学でも十分合格するには可能ですが、
最短で効率よく勉強したい
簿記2級以降も学びたい人
このような人はスクールを活用してみてください。たくさんのメリットがある簿記を学んでいき、メリットをたくさん享受できるように頑張りましょう。