今回はVYMで配当金生活を送るために必要な情報を徹底解説していきます。
- VYMの商品概要を紹介
- 配当利回りや入金日が分かる
- 必要な投資金額が明確になる
- おすすめの投資法が理解できる
- 資産形成の進め方が分かる
まずは配当利回りや株価の推移をチェックして基本情報を確認してみよう。
【この記事の信頼性】
- Bloombergの公式情報
- Vanguard(バンガード)の公式情報
- Googleファイナンスより引用
- ZUUon-lineより引用
- 保険ルーム、マネーライフより引用
- 筆者の投資実体験
前置きはほどほどにしてさっそく紹介していきましょう。
VYMの基本情報をおさらい
①VYMの概要を全て紹介
VYMは世界三大運用会社のVanguard(バンガード)が運用する、米国高配当ETFです。しかも高配当ETFの中では歴史もある。
【VYMの詳細情報】
運営会社 | Vanguard |
---|---|
経費率 | 0.06% |
設定年月 | 2006年 |
トータルリターン | 10.5% |
分配金 | 3.40% |
リバランス | 1年に1回 |
投資銘柄 | FTSEハイディビデンドールド指数 |
組み入れ銘柄 | 金融 / 消費財 / ヘルスケア |
*Vanguard社の公式HPを参照して作成
1番の特徴としては400銘柄に投資していること。圧倒的な分散でリスク低く配当金投資をすることができます。
②配当金の入金日や利回りとは?
VYMの配当金は3,6,9,12月の年間4回もらえます。日本だと基本的に1,2回なので、米国ETFのメリットの1つ。
【2022年のVYMの権利落ち日】
- 2022年3月21日(月)
- 2022年6月21日(火)
- 2022年9月19日(月)
- 2022年12月はまだ未発表
VYMは毎年増配を繰り返しており2021年まででなんと10年連続です。やはり分散投資の効果が大きいです。
【VYMの年間配当金】
2012年 | 1.59$ |
---|---|
2013年 | 1.74$ |
2014年 | 1.90$ |
2015年 | 2.14$ |
2016年 | 2.20$ |
2017年 | 2.40$ |
2018年 | 2.64$ |
2019年 | 2.84$ |
2020年 | 2.90$ |
2021年 | 3.09$ |
利回りは年間3%前半ですね。これだけリスクを軽減して3%をもらえるのは優秀。
この後詳しく紹介しますがVYMは高配当ETFの中で株価の上昇率が一番高い。なので値上がり益もゲットできる。
③株価の推移を簡単に紹介
VYMは高配当ETFの中では値上がり益も狙える優秀なETF。まずは設定日以降の株価をチェックしよう。
(Googleファイナンスより引用)
2008年のリーマンショックや、2020年のコロナショックで株価が下落しました。しかし今ではしっかり株価は持ち直しました。
これが分散投資をして1企業だけに集中投資しないETFのメリット。
④他のSPYDやHDVと比較
他の優秀なETFのSPYDやHDVとも比較してみよう。自分はどちらに投資すべきかきちんと見定めておこう。
【SPYDの詳細情報】
運営会社 | State Street |
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経費率 | 0.07% |
設定年月 | 2015年10月21日 |
トータルリターン | 8.55% |
分配金 | 4,70% |
リバランス | 1月と7月の年2回 |
投資銘柄 | S&P500高配当指数の上位80銘柄 |
組み入れ銘柄 | 金融 / 不動産 / エネルギーなど |
※State Street公式HPを参照して作成
【SPYDの年間配当金】
2017年 | 1.5493$ |
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2018年 | 1.618932$ |
2019年 | 1.746223$ |
2020年 | 1.632091$ |
2021年 | 1.54921$ |
【HDVの詳細情報】
運営会社 | BlackRock |
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経費率 | 0.08% |
設定年月 | 2011年 |
トータルリターン | 8.01% |
分配金 | 4.06% |
リバランス | 4半期に1回 |
投資銘柄 | モーニングスター配当フォーカス指数の75銘柄 |
組み入れ銘柄 | エネルギー / ヘルスケア / 生活必需品 |
※BlackRock公式HPを参照して作成
【HDVの年間配当金】
2012年 | 2.09$ |
---|---|
2013年 | 2.23$ |
2014年 | 2.45$ |
2015年 | 2.87$ |
2016年 | 2.69$ |
2017年 | 2.94$ |
2018年 | 3.09$ |
2019年 | 3.20$ |
2020年 | 3.56$ |
2021年 | 3.50$ |
配当利回りの観点から行くとSPYDやHDVの方が高利回り。自分はトータルリターンか配当利回りのどちらを優先するのか決めるべき。
VYMで配当金生活は本当に送れる?
①生活費を30万円とした場合
配当金生活は月の生活費によって必要な資産が大きく異なる。ここでの計算は月30万円の生活費と仮定して計算します。
【二人暮らしの生活水準】
食費 | 67,823円 |
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住居費 | 13,075円 (土地家屋借入金返済:19,538円) |
水道光熱費 | 18,903円 |
通信費 | 13,732円 |
保険料 | 19,758円 |
趣味・娯楽費 | 28,819円 |
教育 | 998円 |
被服費 | 10,743円 |
おこづかい | 11,608円 |
雑費 | 23,884円 |
仕送り | 10,427円 |
【VYMで配当金生活する投資額】
10年で達成 | 1億304万円 |
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15年で達成 | 9516万円 |
20年で達成 | 8772万円 |
25年で達成 | 8071万円 |
30年で達成 | 7413万円 |
期間を長くするほど自分で用意すべき資金は少ない。なぜなら投資には複利の力が働くから。
これでもきつそうなら生活費を少額でも落とすと一気に難易度は下がる。月5万円の節約で投資額を2000万円減額できる。
②SPYD×HDVの方が配当利回りは高い
配当金生活だけを目的にするならSPYD×HDVの方が利回りが高い。当然必要な資産額はその分減少します。
今回は利回り4%と仮定して計算してみます。
【SPYD×HDVで配当金生活】
10年で達成 | 7334万円 |
---|---|
15年で達成 | 6582万円 |
20年で達成 | 5889万円 |
25年で達成 | 5251万円 |
30年で達成 | 4668万円 |
VYMはあくまで高配当ETFのリスク分散程度に利用するのが個人的におススメしている投資手法です。
③配当金生活の難易度を下げる方法7選
配当金生活を送るのは意外と難易度が高い。これはVYMなどの資産額を見たら一目瞭然。
このように配当金生活はやりようによって大幅に難易度を下げられる。
- 生活費を削りまくる
- ストック型の副業収入を作る
- 収入の30%以上を投資に回す
- 実家暮らしにする
- 投資の種銭を作ってすぐ投資
- すぐに配当金生活の準備を始める
- サイドFIREに切り替える
これで一気に難易度は下がる。特に生活費を削る&サイドFIREに切り替えるのは効果絶大ですよ。
特に好きな副業で稼いで配当金生活の足しにすれば、一気に必要な資産や年月を減らせる。まさしく最強ですね。
④FP2級の筆者のVYMとの付き合い方
私は基本的に高配当ETFはSPYD×HDVを主軸に購入。VYMは少額買うつもりですが、資産形成の主軸にはしない。
- 配当金目当ての投資をしてる
- 株価の上昇はS&P500の投資信託で賄う
- SPYD×HDVでも十分な分散投資
- VYMは母が購入中
- 家族で高配当ETFの分散投資が完了
個人的な価値観としてVYMは中途半端なイメージ。配当利回りは微妙で値上がり益を狙うなら、インデックス投資でいいと思ってます。
しかし将来的な安全性やリスクの低さで考えると、高配当ETFの中では頭1つ抜き出ているのも事実です。
⑤VYMをオトクに購入できる証券口座とは?
VYMなど投資をする際には絶対に見るべきなのが手数料。なぜなら手数料は運用益と直結する重要な要素だから。
運用益は不安定なのに対し手数料は必ずかかる。できるだけ手数料を抑えて投資をする必要がある。
【おすすめの証券口座】
楽天証券 | 約定代金の0.495% (最低0米ドル~上限22米ドル) |
---|---|
SBI証券 | 約定代金の0.495% (最低0米ドル~上限22米ドル) |
DMM株証券 | 無料 |
取引を米国株以外する気がないなら絶対DMM株証券がおすすめ。手数料が一切かからないのは、なんとも魅力的です。
⑥VYMのほかに買うべき金融商品
VYMは優秀な高配当ETFです。しかし他にも買って欲しい金融商品はたくさんあります。
【他に持つべき金融資産】
配当金目当ての投資 | SPYDとHDV |
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資産の最大化 | S&P500や全世界株式(つみたてNISAで) |
大きなリターンを得る | ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨 |
不動産投資 | 初心者はまずCOZUCHIがおすすめ |
上記は自信をもっておすすめできる。特に投資信託や仮想通貨は資産配分を考えてさっそく投資を始めてほしい。
【投資中の商品の全て】
SPYD | 101株 |
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HDV | 37株 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 64.34口 |
楽天・全世界株式インデックスファンド | 72.702口 |
たわらノーロード 日経225 | 14.626口 |
三菱UFJ銀行 | 130株 |
ビットコイン | 毎月1万円積み立て投資(2ヶ月) |
イーサリアム | 毎月1万円積み立て投資(2ヶ月) |
*2022年5月6日現在(資産額は日に日に増えていきます)
特に大きなリターンを狙う仮想通貨は資産の10%未満に抑えるなら投資を始めてほしい。
ビットコインの資産は2022年5月で510万円程度。しかし今後は1億を上昇する見込みという報道も出ています。
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VYMで配当金生活を送るためには資産1億2000万円が必要:まとめ
今回はVYMで配当金生活を送るために必要な情報を徹底解説してきました。
配当金生活には夢がある。「働かなくてOK」「好きなだけ遊べる」など人生の自由が待っている。
【VYMの年間配当金】
2012年 | 1.59$ |
---|---|
2013年 | 1.74$ |
2014年 | 1.90$ |
2015年 | 2.14$ |
2016年 | 2.20$ |
2017年 | 2.40$ |
2018年 | 2.64$ |
2019年 | 2.84$ |
2020年 | 2.90$ |
2021年 | 3.09$ |
後はVYMのほかの高配当ETFや投資信託を中心に投資を実行すべき。余力があったら小額で仮想通貨に投資。
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