今回は株が含み損でも売らなくていい場面と売ったほうがいい場面を両方紹介します。
- 含み損でも売らない方がいい場面が分かる
- 株で損をしずらくなる
- 損切りの適切なタイミングが理解
- 最小の労力で投資ができる
- お金持ちに近づく
一時的な含み損は誰しも1回は経験。株価の下落した理由を精査することなく売るのは最悪です。
【この記事の信頼性】
- 野村インターベンション株式会社の調査結果
- 楽天証券×LINE証券の公式情報
- FP2級を取得
- Twitterのフォロワー数2000人
- 投資額が100万円超え
前置きはほどほどにしてさっそく紹介していきましょう。
株が含み損でも売らないほうがいい場面
①配当金が継続してもらえる
株は年に1,2回企業から配当金がもらえること。高配当株なら株価の3~6%。
- 人生の自由時間が増える
- 収入源の分散でリスク低減
- 会社をやめられる
- お金持ちになれる
- いつでも挑戦できる環境が手に入る
配当金は完全なる不労所得。もらえるうちは絶対に売るべきじゃない。
【配当金が株価の5%もらえる場合】
- 株価が5000円
- 毎年5%=250円の配当金をゲット
- 5年間もらい続け1250円
- 株価が1000円下落した
- 1000円の含み損が発生
- 配当金を1250円もらってる
- 実質250円のプラス
配当金は毎年株の利益を確定。5%で20年もらえれば後はどんな株価で売ろうがプラスになる。
②株主優待がもらえる
また株主優待がもらえる企業の株もメリットがある。欲しいものなら売らないほうがいい。
- お米などの食料
- 商品券
- サービスの割引券
- カタログギフト
野村インターベンション会社でおすすめの株主優待がいくつか載っていたので紹介します。
【企業からの株主優待】
すかいらーくホールディングス | 2000円分の自社グループの優待券 |
---|---|
日本マクドナルドホールディングス | 食事優待券 |
イオン | 株主優待カード |
明治ホールディングス | 2000円相当の自社商品詰め合わせ |
日本ハム | 3000円相当の自社商品の詰め合わせ |
しかし配当金がもらえるよりは株主優待のメリットは小さい。なぜなら500円>500円分の商品だから。
*2倍速推奨
③長期的に値上がりが期待できる
長期的に値上がりが期待できるなら絶対に含み損でも売ってはいけない。これは1番大切。
- 世界情勢が良くない
- 日本の政治のいざこざ
- コロナのようなウイルスの発生
- 金利の上昇や下落
- 配当金の権利落ち
特にコロナの時期はほぼ全ての企業や投資信託の株価が下落。ここで恐怖を覚えて売ってしまった人は大損。
「なぜ下落したのか」「これから値上がりの期待ができるか」をしっかり精査しよう。
株が含み損でも売らないメリット
①ムダな手数料を払わない
株を売買する際は確実に手数料が発生。逆を言えば売買しなければ手数料は払わなくて済む。
【楽天証券の手数料】
5万円まで | 55円 |
---|---|
10万円まで | 99円 |
20万円まで | 115円 |
50万円まで | 275円 |
100万円まで | 535円 |
5万円まで | 55円 |
---|---|
10万円まで | 99円 |
20万円まで | 115円 |
50万円まで | 275円 |
100万円まで | 535円 |
短期的に売買を繰り返すと手数料がかさむ。投資の利益は不確実だけど手数料の損失は確実に起こる。
この認識を持って投資をする際に手数料を気にするべき。
②株価を気にしないで済む
1番いいのは株価に一喜一憂しない生活が送れること。含み損すら気づかない状態が最高です。
- 精神的に余裕が生まれる
- 本業や副業にコミットできる
- 生産性のない株価を眺める行為がなくなる
- 狼狽して売る心配もない
配当金目当ての投資or長期的に値上がりを期待できる金融商品なら株価は気にするだけ損。
見る時は配当金が減配になったor企業が不祥事を起こした時だけでOK。
筆者が株でやらかした最悪の出来事とは?
私は2020年の7月に投資をスタート。始めたきっかけはお金持ちになりたかったから。
【私の最悪の投資】
- 7月に5000円の小額投資を始める
- コロナ感染が減少し株価が上昇
- 嬉しくてついつい買い増す
- 額が大きくなり株価が気になる
- ゼミ中も株価をチェック
- 株価のことが頭から離れない
- 忘れられるのは市場が休みの時間と休日のみ
- ヤバいと思い配当金が出ない企業は売却
正直バカの一言です。挙句の果てには遊びの最中も株価が気になる。どう考えてもやってはいけない投資方法。
株で含み損なら速攻で売ったほうがいい場面
①配当金目的で投資を始めて無配になった
配当金目当てで投資を始めて減配や無配になった場合は速攻で売る場面ですね。
特に無配になった場合は速攻で売却。すぐしないとなおさら含み損を抱えます。
【関西電力の例】
関西電力が13年3月期の年間配当を無配。12年度4~9月期の中間配当は見送られることが既に発表。13年3月期の期末配当も実施されない方向で調整。関西電力が保有する11基の原子力発電所のうち、稼働中の原子力発電所は7月に再稼働した大飯原発3、4号機のみであり、代替する火力発電所の燃料費負担が重い。財務悪化が避けられない。そのため、13年3月期通期の連結最終赤字幅は前期に計上した2422億円を上回る最終赤字となる可能性が大きい。年間無配となれば、関電創業初年度以来61年ぶり。
このようなニュースが出た場合は絶対に売る。配当金が復活するのを待つより乗り換えて別の配当金がもらえる企業にすべき。
他の配当金目当ての投資の失敗談は下記の記事で徹底解説してます。
②会社が何らかの不祥事を起こした
会社が不祥事を起こしたら真っ先に売るべき。これは絶対です。1度不正をする企業は何回だってします。
【不祥事の例】
かんぽ生命 | 不正契約問題 |
---|---|
東芝 | 不正会計 |
大和ハウス工業 | 工管理技士資格の不正取得 |
トヨタ販売店 | 不正車検問題 |
三菱電機株式会社 | 鉄道車両向け空調装置についての不正検査 |
*2倍速推奨
自分が投資した企業で不祥事があったら真っ先に損切りすべき。
③事業が世界的にマイナスに働く企業に投資
企業の根幹の事業が世界的にマイナスな場合は投資をすべきではない。
たばこ産業 | 健康問題が騒がれてる |
---|---|
石油 | 環境破壊でカーボンニュートラルが推奨 |
中長期的に衰退して株価が下落するor配当金の減配の可能性が極めて高い。
- 印刷業界
- 新聞社・出版業界
- マスコミ・テレビ業界
- アパレル業界
- ブライダル業界
- 銀行業
- 郵便事業
- 保険業界
④どうしても生活資金が必要な場面
生活に必要な資金がどうしても足りない場合は含み損でも売ったほうがいい。
貯金が枯渇して株を売らなきゃいけない場面を作るのは極めて危ない投資方法。
【確保すべき生活資金】
会社員 | 生活費の3~6ヶ月分 |
---|---|
個人事業主 | 生活費の6~12ヶ月分 |
生活費が0になるような投資はあまりに危ないので絶対にやめてほしい。
ちまちま株価を見るのが面倒な方たちへ
株価を見ながら投資をするのが面倒な皆さん。その方たちは投資のやり方を変えましょう。
- S&P500
- VTI
- 全世界株式
- SPYD
- HDV
- VYM
毎月一定額ずつ投資をすれば株価を気にして投資をする必要ない。長期的に見て右肩上がりが強く期待できる金融商品だから。 楽天証券やSBI証券では毎月金額を設定すれば自動買い付け。銀行にお金を入れれば後はほったらかすだけ。
ノーリスクだからたとえ株価が落ちても気楽に投資。しかも1株から株が買えるから証券口座としても優秀。
株の含み損は売らないほうがいい場面をしっかり見極めるべき:まとめ
今回は株の含み損の場合で売らないほうがいいか売るべきかについて徹底解説してきました。
目先の株の暴落に狼狽して売ってしまうのは最悪の行為。なぜ値下がりしたか見極めて。
- 配当金が継続してもらえてる
- 株主優待がもらえる
- 長期的に値上がりが期待できる
- 配当金目的で投資を始めて無配になった
- 会社が何らかの不祥事を起こした
- 事業が世界や人に対してマイナスに働く企業に投資
- 生活費がどうしても必要
株は売るタイミングが難しい。初心者で見極めるのはなおさらです。
株の売買を見決めるのが面倒なら
- インデックス運用
- 米国高配当ETF
- LINE証券で元手0円投資
これらをして後は投資の種銭づくりに励むべき。株価を見るより早く資産形成が進む。